<調査レポート>
令和8年度 医療業 産業別職場リソースフル化推進事業
職場の空気と働く人の声から、組織の伸びしろを探る
株式会社ミライバとインテリジェンスバリューコーポレーション株式会社は、医療業界で働く方々を対象とした職場意識アンケート調査を実施しました。組織文化や心理的安全性が、能力発揮や離職意向等に深く関わるという仮説に基づき、本調査では、給与・労働時間などの「条件面」だけでなく、「職場の空気」にも着目して調査設計を行ないました。
※本調査では「職場の空気」を、単なる雰囲気ではなく、「心理的安全性・承認・感謝・一体感・情報共有」などによって形成される、職場の関係性と在り方の総体として定義しました。
本調査について
本調査では、2,061名の医療従事者に、インターネット上で個人アンケート調査を実施しました。
スクリーニング後の本調査においては、1,000名の医療従事者(医師、看護師、薬剤師、医療技術職、管理部門等)に、以下を尋ねました。
- 心が満たされ、仕事に嬉しさや充実感を感じる時について
- 不満を持ち、仕事に辛さや失望を感じる時について
- 最大限に能力を発揮して働けると感じる職場について
- 「こんな職場なら長く働きたい」と思う職場について
- 「もうこんな職場は辞めよう」と離職・転職を考え始める職場について
- 経営層や管理職の一体感・関係性について
- 経営層から職員に対する情報発信について
- 人事評価制度について
- 目標設定(部署目標、個人目標問わず)について
- 直属の上司との関係性について
- 同じ部署で働く職員との関係性について
- 経営層に伝えたいこと・管理職に伝えたいこと
本調査から得られた示唆
1,000名の医療従事者から得られた調査結果を集計・分析したところ、以下のような示唆を得ることができました。
- 具体的な労働条件・労働環境(給与・WLB・制度)は定着・離職の「基本条件」として重要である。
- しかし、それ以上に「職場の空気や関係性(心理的安全性・承認・対話)」が能力発揮・充実感・離職意向を強く規定している。
- 職場の空気を左右するのは、組織文化と仕組みである。つまり、医療業界で働く人の声からみえてきた、組織の伸びしろは「職場の空気を左右する組織文化へのテコ入れ・組織文化の変革」であり、それらが、医療業界における人的資本経営の重要な課題であることを示唆している。
- 「職場の空気」「関係性」は、離職防止や定着だけでなく、個人の能力発揮・生産性向上・組織力ひいては医療品質にも影響する重要な経営資産と言える。
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